Acer nikoense (メグスリノキ)

Acer nikoense メグスリノキ


Acer nikoense (Nikko maple: メグスリノキ)-1

Kihara T, Ichikawa S, Yonezawa T, Lee J-W, Akihisa T, Woo J T, Michi Y, Amagasa T, and Yamaguchi A.,

メグスリノキ:Acer nikoense より単離されたacerogenin Aは骨形成プロテイン活性により骨芽細胞分化を刺激する。

Biochemical and Biophysical Research Communications, 406, 211-217 (2011)

 

 筆者らはメグスリノキより単離した自然界由来化合物、acerogenin Aを骨芽細胞の分化に与える影響を評価した。acerogenin AMC3T3-E1骨芽細胞及びRD-C6骨芽細胞(Runx2-の異なる細胞株)の分化を刺激した。またアルカリフォスファターゼ活性を両細胞内およびマウス由来頭頂骨骨芽細胞において増加させた。また同成分は骨芽細胞分化に関連するオステオカルシン、オステリックス、およびランクス2といったmRNAの発現をMC3T3-E1骨芽細胞内で促進させた。また同時にRD-C6骨芽細胞内においてもオステオカルシンおよびオステリックスのmRNAの発現を促進させた。acerogenin A3日間の処理によりBmp-2, Bmp-4およびBmp-7mRNAの発現がMC3T3-E1骨芽細胞内で促進された。BMP(骨形成プロテイン)の特異的アンタゴニストであるnogginの添加によりこれらのmRNAの発現促進が阻害されたことから、同成分はBMPの活性を経由したランクス2依存および非依存経路を介して骨細胞分化促進作用を有することが示唆された。この研究によりメグスリノキより単離されたacerogenin Aの骨粗鬆症への効果が期待されることが明らかとなりました。

つづく