Acer negundo (ネグンドカエデ: Boxelder maple)
Acer negundo (Boxelder maple :ネグンドカエデ)-1
Buehrer B M, Duffin D J, Lea-Currie Y R, Ribnicky D, Raskin I, Stephens J M, Cefalu W T, and Gimble J M.
メタボリックシンドロームに対する生理活性作用を特定化する方法:ヒト由来皮下脂肪および内臓脂肪細胞由来幹細胞における植物由来抽出物ライブラリを使用したスクリーニング
Tools for the identification of bioactives impacting the metabolic syndrome: Screening of a botanical extract library using subcutaneous and visceral human adipose-derived stem cell based assays. Journal of Nutirtional Biochemistry, 23, 519-525 (2012)
植物由来抽出物は慢性的な代謝異常を含めた疾患の予防や処置のための未開発の新しい化合物素材として代表して久しい。全世界で肥満およびそれに由来する疾患が増加し、安全で効果的な処置方法が望まれている。継代していないヒト脂肪細胞由来幹細胞を用いて肥満および関連する疾患の予防と処置のための生理活性物質をスクリーニングするため試験を行った。第一のスクリーニングとしてこれらの細胞を用いることによって細胞の種類間の違いと細胞分化の系列化による物質を特定化するためのリスクとコストを削減することができる。我々はこの細胞において384wellのハイスループットスクリーニングのフォーマットを用いて速やかに植物由来抽出物の脂肪合成および脂肪分解に与える影響を調査した。さらにヒト由来の個別脂肪細胞に分化する初期幹細胞を用いて組織特異的な反応を特定化するために試験を行った。本研究では500以上の植物由来抽出物をスクリーニングした結果16検体(2.7%)が脂肪合成に作用し、4検体(0.7%)が脂肪分解に作用することを発見した。一番顕著な効果が見られるものは最高阻害率が70%、IC50)(50%に抑制した濃度で低いほど効果が高い)は28 μg/mLであった。その他の効果のある素材では三桁の数。この中でネグンドカエデ抽出物は毒性を示さず顕著な抗脂肪合成作用を示した。
つづく
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